今回は、工場でのケラバ加工を行った際の
作業風景をお届けします!!!!
ケラバとは切り妻屋根などの端部分を表す名称です。
【ケラバ施工前】
主な役割としては
【日当たり加減の調整をする役目】
【外壁への紫外線劣化を遅らせる役目】
【水切りの役割をし、外壁や窓など雨水の吹き込み防止の役目】
この3つの役割をケラバが担っており
役割を考えると、ある程度の長さが必要になります。
さて、本題のケラバ加工について!!
※矢印が指している機械が【スリッター】
切り幅を設定し、それに合わせて板をカットできる機械
※矢印が指している部分が【切り幅のメモリ】
こちらのスリッターにて板の幅をカットしていきます!
カットした板に罫書き(ケガキ:加工に必要な線などを記す)を入れていきます。
スリッターでの切り幅や、ケガキの際はズレてしまうと加工した後の材料に誤差が生じ
施工段階での不具合につながる為ミリ単位での調整、確認を行います。
※矢印が指している機械が【曲版機】
曲版機とは(板に対して上から刃をプレスし、折り曲げ加工を行う機械)
※矢印が指しているのが曲版機で加工した【ケラバ】
また、この加工を行っている現場は
軒先ラジアル施工を行ったので
この曲線に合わせてケラバを加工しなければなりません。
※矢印が指している部分が【ラジアル】
こちらの加工方法としては、ラジアル本体を使って型を取り
細かな調整を加え形を整えていきます。
【ラジアル面のケラバ加工】
ラジアル本体を使用して型取りし、板にケガキを入れていきます。
今回は一面のみラジアル施工のため
両端、計二ヶ所分の加工を行います。
カットした板を型と曲線加工していきます。
また曲版機での加工はできない為、手作業で加工、調整を行います。